栄養たっぷりカツオのあれこれ。

不足すると貧血になったり、だるさや疲労感が取れにくくなったりする鉄分。

回遊魚のかつおにもたくさん含まれています。

かつおはどのような魚なのか、栄養や美味しく食べる方法について説明していきます。

 

 

かつおとは

かつおの形

かつおは暗青色、紡錘形で丸みのある形をしています。 これは毎秒67mという高速で海の中を回遊するのに適した形なのです。 鱗は背びれから胸びれにかけてうろこがあるがほとんど退化してなくなっています。 生後一年では体長16cmほど、4年経つと50cm以上になり、成魚の場合1m前後になる大型の魚です。

 

かつおの旬は春と秋である。餌を求めて北上するかつおは春に獲れ、初ガツオと呼ばれています。 また南下するかつおは秋に獲れ、戻りガツオと言います。 初ガツオは脂肪が少なくあっさりとした風味。 かつお節にも使われてます。 戻りガツオは脂がのって濃厚な味わいです。

 

 

栄養

かつおの栄養

かつおは鉄分が豊富で、100gあたり1.9mg含んでいます。 春に穫れる初ガツオと秋に穫れる戻りガツオでは、戻りガツオのほうが脂肪分が多いですが、鉄分の量にほとんど変わりはありません。 ビタミンADなどの脂溶性ビタミンとビタミンB群も多く良質なタンパク質とEPADHAなどの多価不飽和脂肪酸もたっぷり含んでいます。

 

 

かつおに含まれる鉄分はヘム鉄

鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があり、かつおに含まれる鉄分は、肉や魚に多く含まれるヘム鉄です。 一方、非ヘム鉄は海藻や野菜の鉄分になります。 ヘム鉄は溶けやすいため吸収率は1520%と高く、非ヘム鉄は逆に溶けにくいため吸収しにくい鉄分で、吸収率は25%と言われています。